呼んでも返事をしない時期のモチベーションの保ち方【発達障害】

私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。

発達障害の娘を育てている かまぼこ と申します。

この記事をご覧になっているということは、お子さんの言葉のことで悩んでいる方が多いと思います。

街中で、お母さんが子供の名前を呼んで、子供が普通に返事をする。

そんな当たり前の光景に内心落ち込んでしまったりしている方もいらっしゃるかもしれません。

また、ワンオペ育児で会話すらできずストレスが溜まっていく。

私自信がそうでした。

2010年に娘(ちくわ)が3歳の時に発達障害と診断され、将来への不安で精神的に辛い日々を過ごしていました。

そんな辛い日々をどうやって乗り越えたらいいのでしょうか。

その為には、発達障害児の物事の捉え方を理解する必要があります。

また理解すると同時に、どう自分の心に折り合いをつけていくのか。

この記事では、実際に私が試した方法をご紹介します。

私の小さな経験ではありますが、不安でいっぱいの状況から少しでも今後の療育やお子さんの成長に向けて、何かのお役に立てることができれば幸いです。

かまぼこ
かまぼこ

今考えると、ちくわの言葉問題で一番辛い時期でした。

いくら呼んでも返事がない

ちくわが2~3歳の頃、いくら名前を呼んでも返事をしませんでした。

「ちくわちゃ~ん」と声を掛けても、まったく反応しません。

祖父母も当然、ちくわの名前を呼ぶのですが、反応なしです。

「あの子は聴こえているんだよね?」と言われたりしました。

ちくわと2人でいる時は、私の独り言状態です。

応えてくれないというのは、悲しいですよね。

夫も返事がない人です

夫も返事が少ない人です。

本人いわく、「聴こえなかった。」と表現します。

目の前で話しているのに、意味が分かりません(笑)

耳が悪いの?と思いますが、そう意味ではなく、男性脳だからです。

男性脳の特徴は、論理的思考であると言われています。

会話を楽しむのではなく、結論を導く思考回路です。

一生懸命話しかけてる私は、バカにされた気分でイラっとします。

なので、時々、夫に話しかけられても返事をしない仕返しをすると効きます。

かまぼこ
かまぼこ

夫のマネで、返事をしないよ~だ。ヒヒヒ

大事な話をする時は、興味をこちらに向けるようにしてから話すといいかもしれませんね。

東田直樹さん

『自閉症の僕が跳びはねる理由』で有名な東田直樹さんは、挨拶ができない理由について、下記のように説明しています。

挨拶ができない理由

僕には、人が見えていないのです。

人も風景の一部となって、僕の目に飛び込んでくるからです。

山も木も建物も鳥も、全てのものが一斉に、僕に話しかけてくる感じなのです。

それら全てを相手にすることは、もちろんできませんから、その時、一番関心のあるものに心を動かされます。

なるほど、そういう感覚なのですね。

ものすごい刺激のシャワーを浴びている感じで、言葉だけに集中するには、相当のエネルギーを要するんでしょうね。

返事をしない子供への対処法

返事をしないちくわに、ずっと1人で話しかけ続けるには、心が折れてしまいます。

どうすればよいのでしょうか。

この時期、ちくわの中で何が起こっているのでしょうか。

私は、モチベーションを保ち、忍耐強く話しかけることにしました。

モチベーションを保つ考え方

●今は言葉を貯めている時期!

●いつかは、コップの水が溢れるように言葉が満たされるを待つ!

●ペットに話しかける感じで返答を期待しない!

ペットは、言葉を返してくれませんよね。

でも人はペットに話し続けています。

それはなぜか。

ペットには返答を期待していないからです。

つまりアニマルセラピーです。

子供をペットに例えるのは怒られそうですが、そうでもしないと心が保てませんでした。

返事をしない我が子も、呼吸をし、今現在をちゃんと生きています。

生きています!

返事を過度に期待している自分に気が付くところからはじめてみましょう。

かまぼこ
かまぼこ

辛いですよね。でも、ちょっとだけ強くなりましょう。

その先には、何倍にもなって喜びが返ってくるかもしれませんよ。

まとめ

街中で、お母さんが子供の名前を呼んで、子供が普通に返事をする。

その当たり前の光景が、返事をしない子の母親にとっては、奇跡です。

「この子は静かだね~」という、何気ない言葉に落ち込んだりしました。

その反面、言葉が少しずつ出始めると、とても小さなことに大きな喜びを感じました。

今、わが子の為にできる療育を続けて、時を待ちましょう。

かまぼこ
かまぼこ

定型児の成長ペースは忘れちゃってOKです。

人それぞれ違うのだから、成長に個人差があって、当たり前です。

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