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私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
発達障害の娘(ちくわ)の母のかまぼこと申します。
ちくわが発達障害と診断されしばらく経ち、冷静を取り戻し後に自分の家族を見渡すと「もしかして父も母も・・・」と思うようになりました。
この記事をご覧になっているということは、私と似たような感情を持った方もいらっしゃるかもしれません。
前提として、発達障害のはっきりとした原因は現時点で不明です。
ただ、私のような家系もあるということで、我が家の事情を赤裸々にご紹介しようと思います。
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私は、顔は母似で、性格は父似でした。
発達障害の原因
発達障害のはっきりした原因は、よく分かっていないのが現状だと思います。
一般的に、遺伝によるもの、特定物質によるもの、ウイルスによるのもなど色々な説があります。
このような仮説の中で、素人の当事者家族である私が唯一考察できるものは遺伝説です。
ちくわの主治医にも、ここまで詳しい説明はしていません。
今回は、匿名のブログだからこそできる、この遺伝説について掘り下げたいと思います。
私の家系
私の両親や姉妹、自分自身についてです。
かなり特徴的な個性を持っています。
私の父
某超難関国家資格保持者で個人事業主でした。
2017年に79歳で他界。
幼少の頃からとても優秀だったそうで、周りからはずっとチヤホヤされて育ちました。
子供である私から見た父の特徴です。
- とにかくすぐに怒る
- よく大きな独り言をしながら過集中して仕事をしている
- いつも自分の世界にいて、他人が入り込む余地がない
- クライアントの利益より、正論が優先される
- 物事はすべて自己中心
- 我慢できない
- 絵画に強い関心
外から見た父は、「先生、先生」と崇められていましたが、家の中では、人格者とは程遠い人でした。
映画で、ベン・アフレック主演の「ザ・コンサルタント」を観た時に、何となく親近感が湧きました(笑)
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こんな父でしたが、能力的な部分は尊敬できたので、私は母より父を慕っていました。
私の母
ずっと専業主婦でしたが、父の能力を自分の能力と勘違いしていました。
父が他界したのを機に、距離を置いています。
母の特徴です。
- 時間を守ることができない
- 約束を守ることができない
- 浪費家
- 同じ失敗を繰り返す
- 忘れ物が多い
- 相手の意図を考えることができない
- 優先順位の付け方が分からない
- 言動がとにかく信用できない
こんな母でしたので、私は成長過程で大変な思いを何度もしました。
幼少期、私の歯はいつも虫歯だらけでした。
私の保育園のお迎えを忘れることはしょっちゅうでした。
お迎えを忘れて、そのまま旅行に行ってしまうのです。
普通では考えられないことを平気で行います。
今だと完全なネグレクトです。
私が母と疎遠にした最大の理由は、浪費家であることです。
浪費の対象は、自宅の増築やリフォーム、旅行です。
娘の私が何を言っても通じませんでした。
父の稼ぎは悪くはなかったはずなのですが、母が大変な浪費家でしたので、銀行からの借金の山でした。
最終的には、父の他界と同時に自宅を売却しました。
どうして父のような人が、この母と結婚したのか未だに謎です。
私の姉
高校までは普通でしたが、大学在籍中に統合失調症の症状が出てきました。
『いつも両親は、かまぼこ(私)のことばっかり』と被害妄想的な部分もあります。
今は、結婚して子供も居ますが、統合失調症の症状が出てくると、こちらも非常に疲弊しますので、こちらから積極的に連絡はしません。
私自身
この家族の中では、一番まともだと思います(笑)
学生時代は、生徒会に立候補するタイプでした。
しかし、同級生からは、よく変わっていると言われました。
私の発言することが、冗談なのか本気なのかよく分からないという意味で、
「かまぼこちゃん、本当にやりそうだもんね。」
と言われることが多かったです。
私は、父が48歳、母が40歳の時に産まれましたので、若い親にとても憧れていました。
そして、大学を卒業してすぐの23歳の時に10歳年上の夫と結婚しました。
結婚が周りより早かったので、同級生達には衝撃だったようで心配もされました。
結婚は今でも後悔はしていませんが、子供が発達障害なのは想定外でした。
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やっぱ私は、いつも多数派とは違うレールだな。
と妙に納得する感じもありました。
現在は平日は仕事をして、休日にブログを書く生活をしています。
夫の家系
夫の父
勤勉なサラリーマンです。
現在は仕事を引退し、趣味を楽しんでいるそうです。
夫の母
専業主婦です。
体があまり強くない為、夫がいつも気にかけています。
夫の姉
絵が得意で就職までしたのですが、30代前半で仕事を辞めてから、ずっと夫の実家に引きこもり状態です。
健康状態が心配です。
夫自身
普通のサラリーマンです。
文章を手書きするのは苦手だそうですが、パソコンなら書けるそうです。
休日はよく昼寝をしていたので、睡眠時無呼吸症候群専門の病院に通院したら調子が良くなりました。
私とは正反対の性格です。
まとめ
今回は、発達障害の原因として私が唯一考察できる遺伝説について考えてみました。
診断はされていませんが、私の両親は発達障害の特徴を持っているように思いました。
『どうして家の家族は友達の家族のように普通にできなのだろうか』という長年の疑問が、ちくわの存在で点と点がつながったように感じました。
毒親で苦しんでいる人も多いと思います。
私もその1人でした。
家族という最小のコミュニティを、客観的に見ることで、その糸口が見つかるかもしれません。
発達障害の本当の原因とメカニズムが解明され、当事者の困難さが減る日が来ることを祈っています。