加配の保育園を卒園【発達障害】保護者代表としてスピーチしました

いよいよ卒園へ

小学校入学へ準備【発達障害】通常級 or 支援級で、小学校は支援級に進むことが決まりました。

今回は、加配のある保育園を卒園した時のお話です。

年中さんの時に、保護者会役員に立候補したのをきっかけに、他の保護者との交流も増えました。

卒園式のあとに、園の先生方に感謝を伝える謝恩会を開くのが慣例でした。

謝恩会は保護者会主催です。

保護者代表者が感謝の意を伝えるスピーチをします。

そのスピーチを保護者会を通して依頼されました。

保護者
保護者

かまぼこさん、スピーチ引き受けてくれる??

かまぼこ
かまぼこ

いいですよ~。分かりました(^^♪

私は、こういう人前に出ることは嫌いではないので、依頼されてしまうことが多いです。

田舎で少人数なので、各保護者の性格もバッチリ把握されてしまっている故でしょう。

スピーチ作り

卒園式に向けて、スピーチのネタ作りをします。

ちくわが発達障害であることを特に秘密にしていませんでしたし、周知の事実でした。

参考:他の保護者さんに発達障害がバレた理由【実際にあった5パターン】バレまくり!

エピソードはいろいろありましたので、意外と簡単でした。

スピーチに入れる内容

①診断され転園したこと

②目標は会話ができるようになることだったこと

③保護者会役員に立候補したこと

④親子遠足に同伴できるようになったこと

卒園式当日

卒園式当日となり、卒園式が滞りなく進んでいきます。

子供達の成長した姿に涙しながら、小学校へ向けて気持ちを新たにします。

そして、そのままの場所で謝恩会へと移ります。

テーブルの上にお菓子や飲み物を並べていきます。

舞台の前で先生たちが並んで、子供達から花束を受け取ります。

いよいよスピーチの番です。

私は、前に出て用意したスピーチを読み上げていきます。

かまぼこ
かまぼこ

園児のみなさん、保護者のみなさん、ご卒園おめでとうございます。          

先生方、今まで本当にありがとうございました。

謝恩会ということで、本来は先生方に向けた手紙の内容となるはずですが、

書いているうちにいろいろな思いが出てきましたので、

特にそこにこだわることなく

保育園との出会いから3年間の出来事を私の個人的事情の観点から

思い返してみましたので、少しだけお付き合いください。

今から3年前、ちくわが3歳の時に、ちくわの事情で、別の保育園では進級できなくなり、そのことをその保育園から伝えてられたその足でこの保育園を訪ねました。

若干3歳の子供の存在そのものを社会から拒絶されたようで、親にとって非常につらいものがありました。

ただ、その時のシステムの中では、仕方がなかったと思います。

当時主任の〇〇先生が私の話を優しく受け入れてくれました。
実は、ちくわが2歳の時に校区内であるこの保育園を1回訪れたことがありました。

その時は、乳児クラスは定員がいっぱいで入れませんでしたが、〇〇先生はそのことを覚えていてくれました。

その後、無事、この保育園への入園が決まりました。
入園式の日、担任の〇〇先生と初めて面談をしました。

私が「ちくわと会話ができることが目標です」と言うと、〇〇先生は「こちらとしても精一杯お手伝いしますので、そこに向かって一緒にがんばりましょう」というようなことを話してくださいました。

ちくわを受け入れてくれたことが、本当に嬉しかったです。

しかし、年少の時の親子遠足は、私がどうしても参加できませんでした。

前の保育園で「お友達と一緒に遊べない」とよく言われていたので、それを目の当たりにするのがすごく怖かったからです。

友達と遊ぶのが大好きだった私からしたら、理解できないことでした。

そんな思いから年中の時、本来の自分を取り戻そうと思い、保護者会の役員に立候補しました。

ここでの出会いが、私の中の壁を打ち砕いてくれました。
最初は、子供とは一旦頭を切り離して、私個人として活動したいと思っていたのですが、
今までの経験が思わぬ形で役に立ったり、また教えられたり、
園以外でもちくわを影ながら見守ってくれていた人がいたことに気付いたりと保護者会の役員みんなのお蔭で徐々に心が解きほぐされていきました。

私がお迎えの際、駐車禁止で切符を切られた時は、みんなが自分のことのようにいろいろ考えて行動してくれたりと、まるで、学生時代に戻ったかのような気分でした。

これらのことから、年中の親子遠足は参加することができました。
朝、ちくわを園に送っていく夫から聞いた話ですが、〇〇先生は年少の時からずっとこのことを気にかけてくれていて、親子遠足の参加の是非の用紙を真っ先に確認して、参加だと知ると喜んでくれていたそうです。

去年の謝恩会でその〇〇先生が転園されると知って、元役員のみんなで泣いたことを覚えています。

年長では小学校入学への準備の打合せを重ねることで、小学校への不安が消えていきました。

ここには書ききれない、たくさんの方の支えがあって 私自身、ここまでやってくることができました。

入園式の日、〇〇先生とお話した「会話が出来る」という目標は、ごく最近ですが達成できたかなと感じるようになりました。

今後もちくわのペースでゆっくり成長できればと思っております。

また、親子共々、ご迷惑をかけた方にこの場をお借りしてお詫び申し上げます。

改めて、先生方をはじめ皆様に深く感謝の意を表すると共に

ご多幸と繁栄をお祈りします。

平成26年3月22日 保護者代表 かまぼこ

読んでいる最中に、涙してしまいました。

会場ではつられて他の保護者さん達も泣いていました。

無事、何とか大役を果たすことができました。

まとめ

卒園式は、とにかく感動しました。

子供達が、卒園証書を小さな手で受け取ります。

保護者も『親』になっていく成長の時期だと思います。

ちくわは、この保育園にお世話になることができて、本当によかったです。

感謝感謝です。

後日、他の保護者さんが撮ってくれたビデオには、私の泣き顔のどアップがしっかり録画されていました(笑)

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