こんにちは、かまぼこです。
今回の映画は、1999年アメリカ映画「カーラの結婚宣言」です。
知的障害者同士の恋愛をテーマにした映画です。
映画の中では、障害者当事者が1人暮らしをすることになります。
実際、1人暮らしは可能なのでしょうか。
今回は、1人暮らしに必要な支援について考えてみたいと思います。
親亡きあとに向けて、1人暮らしができるとしたら、選択肢が広がりますよね。
登場人物
今回は、ギルバート・グレイプでも出演していましたジュリエット・ルイスが主演です。
カーラ・テイト (ジュリエット・ルイス)
知的障害があるテイト家の三女。全寮制の学校に通っていた。
ダニエル・マクマオン (ジョヴァンニ・リビージ)
知的障害がある男性。カーラとは職業訓練学校で出会う。
エリザベス・テイト (ダイアン・キートン)
カーラの母。完璧主義者。カーラが心配で仕方がない。
ラドリー・テイト (トム・スケリット)
カーラの父で歯科医。
ヘザー・テイト (サラ・ポールソン)
テイト家の長女。同性愛者。出版業界で仕事をしている。
キャロライン・テイト (ポピー・モンゴメリー)
テイト家の次女。小学校の先生。作中で婚約者と結婚する。
あらすじ(ネタバレあり)
ネタバレありますよ~。
カーラは、全寮制の学校を卒業し、父ラドリーが迎えにくる。
飛行機の中で、ラドリーはカーラを全寮制の学校へ入学させることにした時の事を回想する。
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カーラの少女時代の様子
ナイフとフォークを間違えて使い、母エリザベスに注意される。
注意されるとパニックを起こし、ドアを開けたり閉めたりを繰り返す。
父ラドリーは、カーラの問題から目を背けて、酒に逃げる。
エリザベスは、困り果ててカーラを知的障害の子専門の全寮制の学校へ入学されることにした。
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サンフランシスコの自宅に戻ると、家族みんなでカーラを迎える。
エリザベスは、上着を1人で脱げるようになっているカーラに驚く。
カーラが手作りのネックレスを家族に渡す。
食事中、カーラは次女キャロラインに「婚約者ともうやったの?」と聞き、エリザベスに注意される。
カーラが獣医さんのアシスタントになりたい為、職業訓練学校に行きたいと言い出す。
エリザベスが疲れているからと話題を変えてしまう。
寝室に行く途中に、階段を見てカーラは少女時代を思い出す。
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カーラの少女時代の様子
「バカについていけ」と背中に張り紙をされて、いじめられるカーラ。
カーラは「私を笑わないで!」と怒り、友達を階段から突き落とす。
この事件以降、カーラは笑われることを極度に嫌がるようになる。
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カーラは久しぶりに自分の部屋に戻ると、模様替えされていて落ち着かない。
エリザベスは、今までカーラの面倒をみれなかったことを悔やんでおり、その分の埋め合わせをすると決める。
カーラに”良家の娘”の訓練をさせるエリザベス。
カーラの苦手なテニスの練習、エリザベス好みのファッション、犬の保護センター開設の式典への出席。
カーラは犬と会話し始める。
犬が興奮して脱走して、保護センターはパニックになる。
エリザベスは、お手上げだと落ち込む。
カーラは、家出してしまう。
カーラは警察に保護され、全寮制の学校の住所を伝えて、学校に戻ってしまう。
全寮制の学校の先生は、エリザベスに諭す。
カーラは一般向けの職業訓練校に行きたがっていて、大人になろうとしている。
カーラの尊厳を認めてあげて欲しいと。
エリザベスは渋々納得し、カーラは職業訓練校に入学する。
職業訓練校で知らない男の子にからかわれると、カーラはペッパースプレーを出して威嚇する。
入学手続きで戸惑っているダニエルを助けてあげる。
後日、学校でダニエルと再会する。
ダニエルとソーダを飲みに行く。
ダニエルは、仕事をして1人暮らしをしている。
そんな生活に憧れるカーラ。
カーラの誕生日会で、カーラは1人暮らしをしたいと言い出す。
エリザベスは、心配のあまり反対する。
カーラは、金魚にエサをあげると言って席を外す。
姉たちは、カーラの意思を尊重すべきとエリザベスに提言する。
エリザベスとラドリーが口論となる。
エリザベスは冷静になりラドリーに謝り、カーラの1人暮らしを認める。
カーラは、ダニエルと一緒にいるところを父ラドリーに見られる。
エリザベスはカーラに性について聞く。
カーラは学校で習って知っている。
1人暮らしの部屋に男の子は呼ばないでとエリザベスはカーラに言う。
カーラは、1人でバスに乗りダニエルの家を訪ねる。
ダニエルはマーチングバンドが好きで大音量で聴く。
ダニエルがカーラにガールフレンドになってくれる?と聞くと、カーラはいいわよと答える。
エリザベスがカーラの部屋を探している。
不動産屋がカーラの1人暮らしを心配しているが、エリザベスが一蹴する。
ダニエルが働いているパン屋にカーラが訪ねる。
カーラは、アパートを借りることになったと報告する。
ダニエルがカーラをマーチングバンドの練習風景を見せに行く。
ハロウィンにダニエルとダンスに行く約束をするが、化粧の仕方が分からないカーラ。
姉のヘザーに相談するとショッピングセンターの化粧品売り場で教えてくれると。
ショッピングセンターで、無料お試しメイクをしてもらうカーラ。
顔の半分だけしかメイクしてもらえず、不満のカーラ。
顔の半分を隠しながら帰るカーラ。
エリザベスに化粧を落としてもらいながら、世の中にはずるい人が多いのよと諭される。
エリザベスにダンスを教えてもらうカーラ。
ハロウィンで白鳥に仮装するカーラ。
犬の仮装をしたダニエルがカーラを迎えに来る。
パーティーを楽しむダニエルとカーラ。
パーティー会場を出て、掲示板に学校のテストの結果を見に行く2人。
カーラは、一般のコンピューターの授業をパスして喜ぶ。
ダニエルは、パスできずに落ち込む。
カーラはダニエルを励まし、ダニエルとキスする。
エリザベスは、カーラの良さをもっと引き出してあげたいと悩む。
カーラのアパート入居の日。
エリザベスは心配のあまり、消火器を部屋中に置く。
1人暮らしを満喫するカーラ。
ダニエルは、母のいるフロリダに引っ越すとカーラに伝える。
ダニエルの父は、ダニエルが落第したので家賃を出さないことになった。
ダニエルの初体験について聞くカーラ。
ダニエルは、カーラを一番愛してると伝え、カーラも同じだと。
カーラは、エリザベスにダニエルが自分のアパートに越してきてもいいかと聞くが、エリザベスは却下する。
カーラは本で体位の勉強をする。
ダニエルは今から試す?と聞くが、カーラは気分じゃないと断る。
感謝祭にしましょうと約束する。
実家でカーラは、感謝祭の料理の準備を手伝う。
家族での食事が終わると、カーラは急いでアパートに戻る。
アパートで、カーラはダニエルに感謝祭の料理を分けてあげる。
そしてマーチングバンドの音楽を聴きながら、2人は結ばれる。
エリザベスは、カーラの雰囲気が違うことに気が付く。
ダニエルに父親から電話があり、お金を送ってほしいと頼むが断られる。
ダニエルは自暴自棄になり泥酔する。
そんなダニエルを、面倒をみている近所の人が慰める。
クリスマスパーティーに行く準備をしているテイト家の人々。
ヘザーの同性愛に同意できないエリザベス。
パーティー会場で怖気づくダニエル。
勇気が欲しいダニエルはお酒をどんどん飲む。
キャロラインの婚約者が来月の結婚式についてスピーチをする。
ダンスを始めるキャロラインと婚約者。
ダニエルがマイクの前に立つ。
ダニエルがカーラと相思相愛であること、フロリダに一緒に来てほしいこと、感謝祭の夜に結ばれたことを発表する。
会場にいる皆が爆笑し、カーラは怒ってパニックになる。
ダニエルとカーラは外で大喧嘩し、お互いにもう2度と会わないと言う。
フロリダ行の電車に乗るダニエル。
キャロラインの結婚式の予行練習で、ヘザーは同性愛の恋人も参加させてくれないなら参加しないと言う。
ダニエルを恋しがるカーラ。
電車の中でダニエルは、ダスティン・ホフマン主演映画「卒業」のことを思い出し、電車を降りる。
チケットを電車に忘れてしまったダニエルは、ヒッチハイクでサンフランシスコに戻りカーラを目指す。
結婚前夜祭で盛り上がるテイト姉妹。
カーラはダニエルに逢いたがっている。
キャロラインの結婚式当日、ダニエルが結婚式会場に現れる。
ダニエルとの再会を喜ぶカーラ。
ダニエルはカーラに求婚し、カーラも承諾する。
披露宴会場のカントリークラブで、ダニエルとの結婚を認めないエリザベスとカーラが大喧嘩する。
カーラは人を愛することは私にもできると主張し、自分で結婚式の準備をすると言って去っていく。
結婚式の招待状を手作りするカーラ。
結婚式に参加しなつもりでいるエリザベスにラドリーは説得する。
教会のバージンロードを歩くカーラとラドリー。
誓いの言葉を間違えながらも、結婚の誓いをするカーラとダニエル。
カーラが振り返ると、そこにはエリザベスが立っていた。
エリザベスはダニエルに祝福を伝え、2人の結婚を受け入れる。
教会の外にでると、マーチングバンドが現れ2人をお祝いする。
1人暮らしでの支援
映画の中で裕福な家庭のカーラは、1人暮らしの為に母エリザベスがすべて準備してくれました。
エリザベスは、自宅近くにアパートを借りることで、カーラを見守ることにしました。
実際には、どのような公的な支援があるのでしょうか。
日本には、障害者総合支援法という法律があります。
住み慣れた地域で生活するために必要な支援を強化する目的で、2018年4月に改正が施行されたそうです。
親以外から、1人暮らしの支援を受ける場合は5つの方法があります。
✅居宅介護従事者
✅移動介護従事者
✅生活支援員
✅民生委員
✅知的障害者相談員
支援の方法は、意外に多くあるんですね。
しかし、ちくわが実際1人暮らしをするとは、今はちょっと想像できません(笑)
知っておくことは大事ですね!
まとめ
今回は、映画「カーラの結婚宣言」から、1人暮らしに必要な支援について考えてみました。
もし、ちくわが1人暮らしを視野にする段階になったら、その時の支援の形は違っているかもしれません。
しかし、現時点での支援の選択肢を知っておいて、損はありません。
ちくわは、まずは家のお手伝いからですね。
映画では、カーラはどこまでも自分に正直な女性で、それを支える家族の愛と異性との出会いを描いていました。
個人的には、もう少し実際の困りごとを表現して欲しかったと思いますが、素敵なハッピーエンドでした。
カーラは、幸せですね!