診断【2人目の医師】言葉は出るようになると断言

1人目の医師の診断から2か月後

1人目の医師の診断から2か月が経ち、別の医師の予約が回ってきました。

今回は、担当の保健師さんも同席していただけました。

今回の医師は、「ちくわちゃん、一緒に遊ぼうか」

と言って、診察に置いてあるおもちゃで一緒に遊ぶことから始めました。

シャボン玉を吹いて見せて、「ちくわちゃんもできる?」といった感じで、遊びを通して、診察している様子でした。

療育は行わず、言語訓練へ

ひと通り診察が終わると、医師は

言葉は出るようになるからね。

とおっしゃいました。

発達センターに来て、初めて緊張がほぐれた瞬間でした。

『あ~、よかった。』と当時は思いましたが、

言葉が出る=会話がスムーズに出来る ではないことを知るには、ずっと後でした。

今後の方針として、発達センターでの療育は行わず、自宅から通いやすい病院で、言語訓練を開始することになりました。

まずは家庭では、

①マネごっこ

②2語文を意識して言わせること

を実践してくださいとアドバイスをいただきました。

診断名にとらわれないで、今出来ることを

保健師さんも交え、私達も理解できるように、丁寧に説明してくださいました。

この医師を主治医として、ちくわを育てていこうという決心ができました。

今回、診断名は直接伝えられませんでしたが、言語訓練の紹介状には、広汎性発達障害との記載がありました。

後に、自閉症スペクトラム障害と表現されることもありました。

当時は診断名に対して、頭がいっぱいになってしまいました。

『ちくわは、発達障害発達障害発達障害・・・』

しかし、当時の自分に言ってあげるとしたら、診断名は、行政のサービス・他者への説明や理解の為に必要なものであって、ちくわそのものではないことと言うことです。

受け入れるのに時間が掛かっても、とにかく、今、親として出来ることをしてあげればいいだけです。

そして、3年8か月に及ぶ言語訓練へスタートします。

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