私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
発達障害の娘(ちくわ)の母のかまぼこと申します。
この記事をご覧になっていらっしゃる方の中には、我が子への告知について悩んでいる方も多いと思います。
もし告知して、本人が受容できずにパニックになってしまったり、自信喪失してしまったらと思うと、なかなか気軽に伝えることはできませんよね。
私自信がそうでした。
そんな中、ちくわが小学生の時に起こってしまった出来事をご紹介します。
同級生があることをきっかけに、ちくわに「発達障害」と言うようになりました。
そのことで、結果的にしばらく本人への告知はできなくなってしまいました。
この記事では、当時の学校側の対応や主治医による助言をご紹介しています。
私の小さな経験のご紹介ではありますが、何かのお役に立てることができれば幸いです。
同級生に対する配慮の求め方もご紹介しています。
同級生が気付き始める
ちくわ本人への障害の告知について、ずっと悩んでいます。
小学校4年生頃から担任の先生に相談しながら、告知のタイミングを計っていました。
ちくわ本人は、自分は他の子と違うことに認識し始めていました。
小学生高学年になると、同級生達もちくわは「発達障害」であることを理解していました。
ほとんどの同級生は、保育園からちくわを知っているので、周知の事実といった感じでした。
しかし、特定の子にとっては、格好の餌食となってしまいました。
男の子が「発達障害」を連発
きっかけは、NHKで発達障害に関する特集が盛んに放送されていたことです。
発達障害への理解や啓発を促す目的だったと思います。
ある特定の子がそれを見て、「ちくわのことじゃないか。」と気が付きました。
その特定の子とは、父親に暴力を振るわれて育った男の子で、他の児童にも暴言、暴力をはたらく問題児でした。
その男の子が、ちくわに執拗に「発達障害」という言葉を連発するようになりました。
やーい! お前、発達障害なんだろ?
違うよ! 何言ってんの?
お前みたいの、こないだテレビに出てたぞ!
発達障害! 発達障害!
違うもん! 変なこと言わないで!
主治医に相談
その日、帰りの迎えの車の中で、ちくわが「〇〇くんが、発達障害って言ってくる!違うのに!」と言って憤慨していました。
私は、「ひどいね。」と答えましたが、複雑な心境になりました。
まずは、担任の先生に事実確認をしました。
そのような会話があったことは、事実のようでした。
ちくわに、どのように告知しようか考えていたところに、この事が起こってしまったので、告知は一旦保留となりました。
ちくわは、とにかく「発達障害」という言葉に拒絶反応を起こしておりました。
そこで発達センターの主治医に相談しました。
小学校の担任の先生から、「普通級の子達にちくわの説明を一度ちゃんとする機会を設けようと思っています」と伝えられていたので、上記の診察結果をお伝えしました。
ちくわ本人は、「発達障害」に拒絶反応を起こしていますので、ちくわがいないタイミングで、普通級の子達に説明を行うということになりました。
同級生に説明会
6年生の修学旅行の前に説明会が実施されました。
ほとんどの同級生は、とてもいい子なので心配はしていませんでしたが、その男の子が今後どういう反応をするのかが、最大の心配事でした。
同級生に対して、ちくわの担任の先生がパワーポイントを使って丁寧に説明をしました。
発達障害の特性を具体的に説明し、身近な有名人を例にして、最後に、「ちくわさんは、まだ自分の障害を受け入れられる状態ではないので、本人には、ふざけて発達障害と絶対に言わないように!」と釘を刺してもらいました。
例の男の子のお母さんにも、校長先生同席の上、個別に伝えてもらいました。
説明会が終わると、優しい同級生達は、「修学旅行で注意したほうがいいことは何ですか」と担任の先生に尋ねてきてくれたそうです。
まとめ
説明会の後の男の子の反応が心配でしたが、その後は大きな問題もなく、無事卒業することができました。
結果的にまだ告知はできていませんが、ちくわから「私は、支援(級)だから、〇〇しなくていいんだよ♪」という言葉を聞くので、他の子と違うことは認識しているようです。
中学の間に告知しようとは思っていますが、やはり、難しい問題ですね。
日々、思考錯誤です。
関連記事