友人に子供の障害を告白
ちくわが発達障害と診断されてから2年ほど経った頃、ちくわのことを信頼できる高校時代からの友人に話すようになりました。
特に保育や福祉関係の仕事をしている友人には、何も知らない人より話し易いだろうと思いました。
実は、うちの子は発達障害と診断されたんだよ。
そうなんだね。最近、多いみたいだいね。
友人達は、普通に受け止めてくれました。
話の内容も広がり、私も話すことでストレスが軽減されていきました。
友人から相談
その後、友人が結婚することになりました。
旦那さんとなる結婚相手も高校時代の同級生で、よく人柄を知っていましたので、心から祝福しました。
結婚後、しばらくして、また友人に逢いました。
友人は、妊娠待ち中だそうです。
その時、相談を受けました。
実は、旦那がもし子供に障害があったら絶対受け入れられないと言っているの。
私は福祉の仕事をしているし、もし障害があっても育てようという気持ちでいるんだけど。
それは、旦那さんが障害のことをよく知らないからだよ。
私もそうだったもん。
人は知らないことは、怖い傾向があるんだよ。
障害と言っても、いろいろありますし、仮定の話ですので一般的なことしか言えませんでした。
子供の障害の受容プロセス
ここで、一般的に母親が子供の障害を受容するプロセスについて考えてみたいと思います。
自閉症を主とする広汎性発達障害の子どもをもつ母親の子育てのプロセスを基にご紹介します。
個人差や例外ももちろんあると思いますが、私自身、このプロセスに近かったです。
調べていくと、エリザベス・キューブラー=ロスの死の受容のプロセスというのもありました。
参考までにご紹介します。
1.否認と孤立
頭では理解しようとするが、感情的にその事実を否認している段階。
2.怒り
「どうして自分がこんなことになるのか」というような怒りにとらわれる段階。
3.取り引き
神や仏にすがり、死を遅らせてほしいと願う段階。
4.抑うつ
回避ができないことを知る段階。
5.受容
最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階。
なるほど、奥が深いですね。
まとめ
人は大きなショックが起こると、ある一定のプロセスを辿ることが明らかになっているようです。
ショックの渦中はなかなか難しいかもしれませんが、
自分自身の心の状況とこのプロセスを照らし合わせることで、少しでも冷静になれることができたら、これらの先人の研究の意味があるのではないでしょうか。