ホースセラピー体験談【発達障害】どんどん出てくる言葉!

ホースセラピーの効果

ホースセラピーとの出会いでご紹介したように、ちくわは4歳10ヵ月の時から、ホースセラピーに通っています。

今回は、ホースセラピーに実際に通って感じた変化をご紹介します。

ホースセラピーって具体的に何がいいの?と思われるかもしれません。

そんな疑問にお答えします。

一般的にホースセラピーの効果は、

①意欲の向上

②自己肯定感の向上

③筋力、身体機能の向上

④孤独感の解消

などが挙げられます。

かまぼこ
かまぼこ

ホースセラピーを、放課後等児童デイサービスに組み入れているところもあります。

ヨーロッパでは、保険適用されている国もあるんですって。

乗馬の最中、言葉が出る出る!

我が家の場合は、その効果をすぐに実感することができました。

ホースセラピーは、馬に介助者さん(インストラクター)が付き添いながら行います。

ちくわが馬に乗り、乗馬クラブの敷地内を引馬してもらいながら、介助者さんがちくわさんに話しかけます。

すると不思議なことに、ちくわから言葉が溢れ出てきました。

介助者「ちくわちゃん、あのお花は何か分かる?あじさいだよ~。きれいね~。」

ちくわ「プリキュア好き?」

こんな感じで会話にはなっていませんでしたが、とにかく言葉が出てきます。

介助者さんがしきりに話しかけてくれます。

それに応えて、ちくわが一生懸命話そうとしているのが感じます。

付き添って一緒に歩いている私達夫婦は、ちくわが話す度に顔を見合わせて驚きます。

当時のちくわは、クレーン現象が多かったですが、馬に乗りながらでは、クレーン現象はできません。

乗馬の際に一番簡単なコミュニケーションの方法は、クレーン現象ではなく言葉なのです!

ホースセラピーへ往復3時間掛けて、毎週通うようになった理由は、ちくわの言葉が聞けるからです。

あれだけ出て欲しいと願っていた言葉が、馬に乗ると簡単に出てくるのです。

乗馬は、全身の感覚を刺激してくれます。

広大な乗馬クラブの敷地内に咲く季節のお花を観賞し、乗ったまま手を伸ばして木の実を味わい、海からの爽やかな風を感じながらの乗馬は、付き添いの私達までも癒してくれていました。

馬に乗りながらストレッチ

馬場に戻ると、今度は馬上で運動です。

車のハンドルぐらいの大きさのリングを介助者さんと受け渡したり、数を数えながら腕を前後に開いてストレッチしたりとメニューをこなしていきます。

馬を降りると、馬を撫でながらお礼を伝え、ニンジンをあげます。

現在は、この後に厩舎の掃除をしたり、馬のたてがみを編んであげたりしています。

ちくわも毎回楽しみながらホースセラピーに通っています。

「お馬さんに三つ編みしてあげた~!」と喜んで報告してくれます。

本人が楽しんでくれていることが、親として一番の喜びです。

注意すること

馬は、大変臆病な動物です。

大きな声を出すとびっくりして、思わぬ事故につながります。

ホースセラピーをする馬は、認定インストラクターにより訓練されていますが、

繊細な感情を持つ大きなお友達として、優しく接してあげましょう。

また、たまに馬アレルギーの方もいらっしゃるそうですので、念のため、検査をしておくと安心です。

かまぼこ
かまぼこ

有名な元競走馬のサラブレッドも、ホースセラピーで活躍しています。

まとめ

ちくわの場合は、「言葉が出る」という目に見える形で、効果を実感することができました。

馬などのアニマルセラピーは、人を癒してくれる力があります。

身近では、犬や猫などのペットで感じている方も多いと思います。

全身の委ねることができる馬の魅力を、信頼できる施設で一度体験されてみてはいかがでしょうか。

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