こんにちは、かまぼこです。
今回は障害をテーマにしている映画を参考にしながら、考察していこうと思います。
先日、ツイートした内容です。
最近、「きょうだい児」ってよく聞きますね。
— かまぼこ (@takesmallsteps2) September 3, 2020
私の姉は統失で、姉の虚言壁や妄想で親は振り回されていました。
発症は、姉が大学生の頃。
今は、姉も家庭があるので、こちらから連絡を取らなければ、姉妹というのも忘れるくらいです。
「きょうだい児」問題は、難しいですね。
そう、きょうだい児についてです。
きょうだい児とは、障害のある子の兄弟姉妹のことです。
ちくわは一人っ子なので兄弟姉妹はいませんが、私自身がきょうだい児であることに気が付きました。
今回は、きょうだい児をテーマにした映画、ギルバート・グレイプを参考に考察していこうと思います。
名作映画です!
登場人物
27年前の映画ですが、豪華な出演者で驚きです!
登場人物を簡単にご紹介します。
- ギルバート・グレイプ (ジョニー・デップ)
グレイプ家の次男。一家の大黒柱。
- アーニー・グレイプ(レオナルド・ディカプリオ)
ギルバートの弟。知的障害あり。
- エイミー・グレイプ (ローラ・ハリントン)
ギルバートの姉。母に代わり家事をこなしている。
- エレン・グレイプ(メアリー・ケイト・シェルハート)
ギルバートの妹。高校1年生。
- ベッキー(ジュリエット・ルイス)
自由で個性的な若い女性。ギルバートとアーニーのよき理解者。
- ボニー・グレイプ(ダーレン・ケイツ)
ギルバートの母。夫の死がショックで過食症。
- ラリー・グレイプ
グレイプ家の長男。家を出ている。写真のみの出演。
あらすじ
アイオワ州の小さな町で暮らすグレイプ一家。
父親は17年前の自殺。
長男は、家を出てしまった。
母親は、夫の自殺後に過食症となり動けない。
次男のギルバートが父親代わりで、姉エイミーが母親代わり。
ギルバートは、アーニーの身の回りの世話をしながら、小さな食料品店で働く。
旅の途中でトレーラーが故障し、町にしばらくとどまることになったベッキーと出会う。
ある時、アーニーが給水塔に登り留置場に入れられてしまう。
ボニーが意を決して7年ぶりに外出し、留置場に迎えに行く。
太ったボニーは、好奇の目にさらされていまい、家族全員ショックを受ける。
アーニーの18歳の誕生日パーティーの準備中に、言うことを聞かないアーニーにギルバートが手をあげてしまう。
ギルバートはベッキーと会い、冷静さを取り戻す。
その後、アーニーの誕生日パーティーで和解し、ボニーに謝罪する。
ボニーは自分が家族の重荷になっていることをギルバートに謝罪する。
そして、ボニーは・・・
きょうだい児のその後(ネタバレあり)
ネタバレありますよ~!
長男(ラリー)→独立
長女(エイミー)→パン屋の店長
次男(ギルバート)→アーニーとベッキーと一緒に町を出る
次女(エレン)→エイミーと生活
ボニーが亡くなって1年後に、アーニーのきょうだい達は、それぞれの道を歩みます。
映画の中では、きょうだい児ならではの苦悩が描かれていますが、最後は、アーニーの障害がギルバートの負担となっているようには表現されていないように感じました。
アーニーとギルバートの理解者であるベッキーの存在からでしょうか。
ベッキーのおかげで、ギルバートは精神的にも開放されました。
とても素敵な映画です。
きょうだい児の4つの反応
障害児のきょうだい達の心の健康~きょうだい達をどう健やかに育てるか~ を参考に、ご紹介します。
きょうだい児の反応タイプは、4つに分類されるそうです。
『親代わりする子』
文字通り、親の代わりに責任を感じるタイプです。
良い子に見えますが、実は自分を抑えているので辛い思いを抱えています。
『優等生になる子』
障害のあるきょうだいに代わって自分が優等生になることで、自分に価値を感じる子です。
『退却する子』
家族と距離を置き、きょうだいを気にしないようにし、家族から退却します。
『行動化する子』
親の注意を自分に向ける為に、わざと悪いことをします。
親の注意が自分に向かないと、ねじれていきます。
私の場合
私の場合、この4つのタイプの中では、完全に『退却する子』タイプです。
姉の場合、被害妄想的に攻撃的なところもあったのと、親も変わっているので、関わりたくないタイプでした。
いちいち真面目に関わってたら、私は壊れてしまっていたかもしれません。
ギルバートの場合は、きっと『親代わりする子』タイプでしょうね。
私って、冷たいのかしら(-_-;)
まとめ
今回は、きょうだい児について、映画「ギルバート・グレイプ」を参考に考察してみました。
映画は、立場によって見方が変わってきますよね。
母ボニーも映画の中で重要な役割です。
きょうだい児は、個々の素質の影響も大きく、本当に難しい問題です。
きょうだい児の映画は、他にもありますので、またご紹介したいと思います。
しかし、レオの演技がすばらしい!