私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
発達障害の娘(ちくわ)の母のかまぼこと申します。
この記事をご覧になっているということは、お子さんの小学校進学のことで悩んでいる方が多いと思います。
通常級なのか支援級なのか。
この選択が子供の一生を左右してしまう気がして、どうやって決断していいのか分からないと不安に感じていらっしゃるかもしれません。
私自身がそうでした。
通常級では上手く馴染めないだろうし、支援級だと世間体が気になる・・・。
でも、ちくわにとって一番良い選択をしてあげるのが親の役目に違いないと悶々としていました。
お子さんによって、地域によって、異なる部分が多いことかと思いますが、我が家のケースとして最終的に支援級を選択した過程をご紹介します。
不安でいっぱいの状況から少しでも今後の療育やお子さんの成長に向けて、何かのお役に立てることができれば幸いです。
お子さんにとって居心地がよい環境が一番ですね!
年長さんになったらすぐ行動開始
小学校への入学が見えてくる年長さんの時に、私は不安から小学校へ足を運ぶようになりました。
ちくわの入学準備のスケジュールは次のように進みました。
5月 小学校へ最初の訪問
事前に小学校へ連絡して、5月にちくわを連れて小学校訪問をしました。
対応してくださった先生は、校長先生、教務主任の先生、補助の先生の3人でした。
先生方とお話した内容です。
● 通常級と支援級の選択は、最終的には親が決めるが、長い目で見て最初は支援級がお勧め。
● 支援級なら、通常級と同じ学習をマンツーマンで教えられる。
● 支援級に在籍しながら、音楽や体育など、授業によっては普通級で受けることができる。
● 給食は、通常級で食べる。
● 支援級には、コミュニケーションを目的とした専門の授業がある。校外学習もあり。
● 通常級には、全体で1人、授業をする先生以外に補助の先生がいるが、あくまで補助なので勉強を教えるわけではない。
● 療育手帳の有無は、通常級か支援級かの選択には関係ない。
● 通常級か支援級かは、11月の就学検査の後に、最終決定。
私の市では、あくまで親の意向が尊重されるようでした。
先生方とお話の後、ちくわを連れて1年生と支援級のクラスを尋ねました。
ちくわは教室内をきょろきょろ見て、知っている子の名前を呼んでいました。
支援級では、3年生の男の子が1人、算数の学習をマンツーマンで受けていました。
私としては、この時点でちくわは支援級が適していると感じました。
6月 市の教育相談に訪問
小学校の勧めもあって市の教育相談に、ちくわと私の2人で訪間しました。
市の教員相談では、定年後の先生が相談を受けてくれます。
約2時間のうち1時間はちくわとひも通し、つみきブロック、パズル、数を数える、絵を描くなどのことでちくわの様子を観察しました。
その後の1時間は、私と話をしました。
お話した内容は次のとおりです。
● 初めは支援級で、その後、徐々に通常級に戻していく方向がよい。
● 小学校へは月1回、体験入学をして支援級に友達を作っておくとよい。また、通常級にも行って両方の雰囲気を知っておくとよい。
● 小学校の行事には、今から出来る限り参加させておく。
● 通学路も班のメンバー(上級生)と一緒に登校する練習をするとよい。
● 入学後の最初の山は、5月の運動会の練習である。練習による不規則な時間割や出場種目が多いと混乱してしまうことがあり、それをきっかけに不登校になった子もいる。混乱してしまったら、出場種目を減らすなどの配慮が必要。
ちくわは、結果的に6年間支援級に在籍でしたが、状況次第で、通常級に戻る場合もあるようです。
小学校と別の機関に相談することで、セカンドオピニオンの要素がありました。
いろんな人に相談することは、今後の方向性を決める上で大事ですね。
7月 小学校体験入学
体験入学は、1時間目は支援級で国語、2時間目は通常級で図工を体験しました。
どちらも学校側の配慮のお陰で、ほとんど落ち着いて授業を受けることが出来ました。
1時間目・支援級・国語
- 生徒4人とちくわで自己紹介。
- みんなで輪になって歌を歌う。
- 日直の生徒が前に出て、チーム分けをする。
- チームは、みかんチームといちごチームがあり、1人3分タイマーを計って各生徒がどちらのチームになりたいか、またその理由を述べていく。
- 日直の生徒が、それを聞いて黒板に書いていく。
- 各生徒が好き勝手に話し始めると、先生が「今、話しているのは〇〇です」と言って、発言者を明確にする。
- 途中、ちくわが席を離れると、他の生徒が席に連れ戻したりしてくれた。
- 先生が前に出て、今日1日の各生徒の時間割を確認する。
- 黒板に各生徒の名前と番号と名目(朝の会など)が書いてある表があり、時間内に出来たら先生がマル〇をつけていく。
- ちくわの為に練習してくれたようで、生徒が前に出て、大きな絵本を交代で読んでくれた。
- 絵本のページをめくる度に、みんなで手をパチパチと叩いて、ページが変わる相図をしていた。
- それぞれの年齢に合った学習をする。教科書の音読、漢字の練習、国語のプリント。
- ちくわは、型はめパズルとめいろ、自分の名前の練習をした。
- 先生は各生徒の様子を見ながら、それぞれに指導していく。
2時間目・通常級・図工
折り紙をちぎって大きな画用紙に貼ってクレパスで絵を描きました。
ちくわが好きな作業なので席で集中して作業できました。
百聞は一見に如かず!
不安でしたが、実際に体験してみて入学への見通しが立ちました。
まとめ
6歳3か月での療育手帳の再判定も済み、その後も小学校へ体験入学を続け、納得して支援級に進むことに決めました。
小学校に進学する際、通常級にするのか支援級にするのか、非常に悩むところだと思います。
大事なのは、その子にとって一番過ごしやすい環境を整えてあげることだと思います。
大人でも、その人にとって環境が悪い職場では、能力を発揮できません。
親も納得して決断する為に、体験入学はお勧めです。
楽しい小学校生活になるといいですね(^^)/
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